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コミュニケーションで信頼関係をつくる!

歯科医

野口より子さん

歯科医 野口より子さん

理科の学びが生かされていること

歯科医 野口より子さん

小学校のときの「消化」の学習は今でも役に立っています。口から取り入れられた食べ物は,まず歯でかみくだかれて,だ液とともに食道から胃へと運ばれ,消化されていきます。歯が健康でないと,かみくだけないものがあるため,胃に送られたときに消化できないことがあり,胃を悪くする原因にもなります。消化の入り口である歯を大事にすることは,体の他の部分を大事にすることにもつながると患者さんに説明しています。

また,小学校のときは生き物が苦手で,動物にさわれませんでしたし人体模型なども嫌いでした。人の役に立ちたいと思い歯科医を目指すようになってからは苦手なことを克服していきました。

仕事での感動エピソード

歯科医 野口より子さん

子どももよく来ますが,最初は泣きながら保護者の方と来ていた子どもが,次第に一人で笑顔をみせながら来てくれるようになると,こちらも思わず笑顔になります。定期的に通院している子どもが,次第に成長していく姿をみるのも楽しみの一つです。「先生大好き」と書いた手紙をくれた子どももいて,やりがいを感じました。

虫歯だらけでかむ事がほとんどできなかった患者さんがいらっしゃったとき,2~3年かけて治療を行いました。治療の終わりが見えてきた頃には患者さんの表情も明るくなってきて,全て終わったときには「先生にみてもらえてよかった。ありがとう」と感謝してくれました。そのときは,達成感だけでなく,とても嬉しい気持ちになりました。

この仕事を選んだ理由や大切にしていることを教えて!

子どもの頃は,建築家になりたいと思っていました。理由は,「自分の家をデザインして建てたい」と思っていたからです。しかし,高校生になって将来について改めて考えた時に,いちばん最初に浮かんだのは「人の役に立ちたい」ということでした。そこで,手先が器用だったこともあり,歯科医の仕事を選びました。

小学生のころに好きだったことを教えて!

  • ◆わくわくしたこと:運動会や社会科見学。建物を見ること。
  • ○得意だったこと:図工・家庭科など。ものをつくること。
  • ★好きだった教科:体育・算数