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子どもたちの憧れと思いに恥じない仕事をしたい!

消防士

堀智美さん

所属:東京消防庁 尾久消防署
関連情報URL:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/

消防士 堀智美さん

こんなところに合同な形が生かされている!

かなりの確率で起こることが予測されている首都直下地震ですが,災害が起きても,火災現場に消防隊がすぐに到着できるとは限りません。そのときは,地域住民が協力して消火にあたる必要があります。特に,木造住宅が密集していたり,道が入り組んだりした狭い地域は,消防自動車が駆けつけにくいところです。そのような地域には,「スタンドパイプ」という簡易な消火資器材を備えることを勧めています。これは,消火栓の口径(直径65㎜)やホースの口径(直径40㎜)と合同な円の形になっているので,地域住民の方でも消火栓にスタンドパイプとホースを簡単にセットして,素早い初期消火ができるのです。

消防士 堀智美さん

子どもたちの憧れの仕事であり続けるために

消防士 堀智美さん

東京消防庁では,毎年,小中学生対象として「はたらく消防の写生会」を行っています。今年で65回を迎えました。この写生会は,管内の小学校校庭にポンプ車・救急車が行き,児童に消防隊・消防車の絵を描いてもらいます。児童は,自分の学校に消防車が来たことで,本当に生き生きとした目をして,絵を描いてくれます。描いている姿,作品を見ると,とても元気をもらえます。
あるとき,描いている児童のまわりを見て回っていると,ある児童から『ぼくも将来ヒーローになりたいから消防士になる!』といわれたことがありました。テレビやアニメーションでも取り上げられている消防士。そして,子どもたちがなりたい職業ランキングでも上位となる消防士。子どもたちの憧れと思いに恥じない仕事をしないといけないなと思いました。

この仕事を選んだ理由や大切にしていることを教えて!

都民の方が消防に対して,今,何を求めているかを考え,都民の目線・立場になって仕事をしています。情報の発信源となる広報の業務に携わっていることから,タイムリーかつスピーディーな業務推進を心がけています。また,地域住民の方を対象に地震に対する備えなどについて話す機会もありますが,説明するときは専門用語を使わず,分かりやすい言葉を使うようにしています。

小学生のころに好きだったことを教えて!

  • ◆わくわくしたこと:校外学習,給食,バレーの試合
  • ○得意だったこと:習字
  • ★好きだった教科:社会,国語,体育