キャリア教育実践アイデア
教科学習にキャリア教育の宝を生かす「キャリア教育実践アイデア」を公開しています。ワークシートやWeb限定のインタビュー,実施時間で授業を行う際のモデル指導案も公開中です。
自動車をつくる工業
学年・教科 |
5年・社会 |
単元名 |
「自動車をつくる工業」 |
単元のねらい |
工業生産に関心をもち,工業地域の分布,各種の工業生産の特色などを調べ,国民生活と工業との関係や工業の特色などについて考え,理解することができる。 |
いつ学習するの? |
単元の指導計画
- 生活をとりまく工業製品
- 私たちの生活の中に,ユニバーサルデザイン(UD)
化された(誰にとっても役立つことを意識した)工業製品が増えていることに関心をもち,その視点で身の回りのものを見ていくようにする。
- 自動車をつくる工場の見学
- 自動車の部品をつくる工場
- 完成車の輸送
- これからの自動車生産
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実施時間 |
約15分 |
用意するもの |
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どんな活動をするの? |
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- 単元の導入で,生活に身近な工業製品の例として,昔と今のはさみの画像を比較させる。
- 気づいたことをワークシートに書き出し,発表させる。
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- 児童A:今のはさみは,ずいぶん軽くなって,誰にとっても扱いやすくなっているね。
- 児童の意見を整理し,次のような視点を意識させる。
- 安全性への配慮や利便性の高さ
- ⇒「誰にとっても役立つ」という観点での変化
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- 気づいたことをもとに,自分がつくってみたいはさみを考えさせ,発表させてもよい。
- ワークシートを通して考えたことは,自動車の生産にも生かされていることを説明する。
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- 先生:自動車工場の見学の際に,UDの視点で工夫されていることも質問してみましょう。
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子どもたちに気づかせたいキャリア教育の宝 |
- 商品が手元に届くまでには,生産者以外にも,様々な人がそれぞれに思いをもって関わりあっている。
- 様々な立場で(立場を変えて)考えることで,視野を多面的に広げていくことができる。
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もっと知りたい職業のこと |
はさみ製造職人 大塚 雅之さん |