キャリア教育実践アイデア
教科学習にキャリア教育の宝を生かす「キャリア教育実践アイデア」を公開しています。ワークシートやWeb限定のインタビュー,実施時間で授業を行う際のモデル指導案も公開中です。
資料の調べ方
学年・教科 |
6年・算数 |
単元名 |
「資料の調べ方」 |
単元のねらい |
散らばりの様子を調べる必要性について考え,資料を統計的に考察することができる。 |
いつ学習するの? |
単元の指導計画
- 資料の散らばりの様子を考える
- 資料を度数分布表に整理し,読み取る
- 柱状グラフの読み方,書き方について理解する
- 統計的な観点で整理した表をつくり,考察のしかたについての
理解を深める
- 度数分布を表す表やグラフなど,複数の資料を関連させると新たな傾向や原因がわかることを踏まえ,平均で表された読書量のアンケート結果を度数分布表や柱状グラフで確認し,アンケート結果が正しく集団の様子を反映しているかを検証させる。
- 既習のグラフを組み合わせたグラフを読み取る
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実施時間 |
約15分 |
用意するもの |
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どんな活動をするの? |
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- ワークシート1を配付し,たかしさんがちらばりを見せてほしいと言った理由を考えさせる。
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- 児童A:たくさん本を読んでいる人がいれば,平均の値は上がるんじゃないかな。
- ワークシート2を配付し,度数分布表から柱状グラフをかき,そこから気づいたことを発表させる。
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- 児童B:読書量が多い人がいると,平均も高くなるから,クラスの実際の様子とは違うように読み取れてしまうこともあるんだね。
- 平均という考え方では,きちんと意味を考えないと違った受け取り方をしてしまうことがあることに気づかせ,統計的な考察には多面的な分析と配慮が必要であることを理解させる。
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- 先生: 平均だけで実態を分析するのではなく,受け取った情報を様々な方法で分析し,正しく見極めていくことが大切なんですね。
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子どもたちに気づかせたいキャリア教育の宝 |
- 散らばりの傾向を的確に読み取り,分析する力を身につける必要がある。
- 情報は,その根拠となるデータを含めて多面的な分析をした上で,その正しさを見極めていく必要がある。
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もっと知りたい職業のこと |
株式会社 Tポイント・ジャパン 古川真珠子さん |