キャリア教育実践アイデア
教科学習にキャリア教育の宝を生かす「キャリア教育実践アイデア」を公開しています。ワークシートやWeb限定のインタビュー,実施時間で授業を行う際のモデル指導案も公開中です。
円の面積
学年・教科 |
6年・算数 |
単元名 |
「円の面積」 |
単元のねらい |
円の面積について求め方を理解し,計算によって求めることができる。 |
いつ学習するの? |
単元の指導計画
- 円のおよその面積を求める
- 円の面積を求める公式を理解する
- 円を三角形(扇型)に等分して並べかえ,平行四辺形や長方形に近い形をつくって円の面積を求める方法を授業で扱ったことを踏まえ,この考え方が身近なカサづくりに活用され,無駄を省き効率性を高めていることを知り,さらに,円の性質が先端技術にも生かされていることを示し,小学校における学習の重要性に気づかせる。
- 円を含む複合図形の面積を,多様な求め方で考える
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実施時間 |
約15分 |
用意するもの |
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どんな活動をするの? |
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- ワークシートを配付し,カサ職人は,正方形ではなく長方形の布からどのように切りとって,カサ(円形)をつくるか考えさせて書かせる。
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- 児童A:職人さんが使おうとしている長方形の布から丸い形を切り取ると,カサよりも小さい円になってしまうよ。どうしよう。
- グループやクラス全体で,意見交換をさせる。
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- 児童B:円の面積を求めるときに,分解して三角形をしきつめたら平行四辺形(や長方形)に近い形になったよね。
- 円の面積を求めた知識(考え方)を生かして,無駄なく円と同じ面積の布がとれることに気づかせる。
※平行四辺形(や長方形)の底辺の長さは円周(直径×円周率)の2分の1であることを確認させる。
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- 先生:みなさんが使っているカサにも円の性質が使われているのですね。円についての学習は,他にもたくさんのところで生かされています。
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子どもたちに気づかせたいキャリア教育の宝 |
- ある形のものを分解したり並べかえたりすると,新しい発見がある。
- 現在,学校で学んでいることは,様々な分野で役立てられ,私たちのくらしを支えている。
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もっと知りたい職業のこと |
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